すっきりと身軽に生活するために、家の中の不用品を処分する際、メルカリとヤフオクのどちらで商品を売ればお得なのか?
そんなことを考えたことはありませんか?
モノを出品して売る点ではどちらも同じですが、メルカリはフリマ、ヤフオクはオークション(現在はフリマ機能もあります)という形式の違い以上に、売れる商品に大きな違いがあります。
そこで、どちらで商品を売れば良いのかを見極めるために、メルカリとヤフオクの違いについてご紹介してきたいと思います。
メルカリとヤフオクの違い
その1:ユーザー層
フリマアプリの代名詞ともなったメルカリは、女性利用者が多く、10代から30代の比較的若い利用者が多いとされています。
一方のヤフオクは1999年からサービス開始しており、老舗サービスとも言えます。メルカリが登場する前から利用している人、特に男性の40代から50代の利用者に好まれています。
メルカリとヤフオクではユーザー層が異なっているため、出品する品物もそれに合わせた方がお得になります。
メルカリで男性が好みそうなジャンクPCを出品してもなかなか売れませんし、ヤフオクで女性好みのアイドルグッズを出品しても入札が入らない、といったことが起こります。
その2:売り手と買い手の心理状況
メルカリは、フリマの特徴である「共感してもらえる人に売りたい」「不用なものを必要な人に買ってもらいたい」という意識が売り手にあります。
一方ヤフオクの売り手は、「欲しい同士で競い合って、より高値で買ってもらいたい」という気持ちがあります。
買い手に目を向けると、メルカリは「価値観の合う商品を安心して自分が納得した上で買いたい」と思っていますし、ヤフオクは「できるだけ安く買いたい」と競う気持ちがあります。
メルカリは「共感と安心」を、ヤフオクは「競争とゲーム性」が購買を通して感じられ、男女どちらに好まれるのかといった違いに繋がっているのではと思います。
その3:お下がりが売れるメルカリ、ジャンクが売れるヤフオク
不用品を売る点ではメルカリもヤフオクも同じですが、出品されている商品に違いがあります。
特にわかりやすい例として、メルカリではベビー服やベビー用品、子供服などが多数取引されています。一方ヤフオクでは、壊れたビデオデッキやカメラなどのジャンク品が売れています。
まだ着られるけれどサイズアウトしてしまった服などの「お下がり」が売れるのがメルカリ。
本来の使い方はできないけれど、パーツ取りなどで活用できるジャンク品ならヤフオク。
それぞれ男女の好みがわかれそうな商品ですが、メルカリとヤフオクのユーザー層がわかっていれば、どちらに出品するのかも判断しやすいですね。
その4:値切りのメルカリ、競りのヤフオク
メルカリに商品を出品すると、「お値下げ可能ですか?」「○○と一緒に購入してお安くなりますか?」といったコメントが付くことがままあります。
メルカリでは、こういった価格交渉などのやり取りがあることを前提として、値付けをすることが求められます。
ヤフオクにも質問機能が備わっていますが、こちらは商品の状態などを問い合わせる時に使うもので、価格交渉などは行われません。欲しい商品があった場合には、入札終了時間まで他の入札者と入札額を競っていくことになります。
その5:売れるまでの時間
ヤフオクは名前の通りオークション形式ですので、基本的には商品の販売は入札終了時間まで待つことになります。
オークションの「早期終了」という機能を使えば早く売れますが、販売価格はオークション終了時の入札額です。
また、即決価格を設定しておいて、決めた値段で入札を募ることも可能です。
メルカリは購入希望者との交渉が順調に進めば、商品は即決で購入されます。
出品して買い手が値段に納得がいけば、すぐに取引開始となるからです。
価格が安くてもすぐに商品を売ってしまいたい場合には、メルカリでの出品がおすすめとも言えます。
メルカリとヤフオクを使い分けよう!
ここまでメルカリとヤフオクの違いを書いてきましたが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
また、メルカリとヤフオクでは、禁止されている出品物に違いがあります。
出品禁止物については、どちらのサービスを使うにしても、必ず一度は目を通しておきましょう。
これらの禁止されたモノを出品すると、一発でアカウントが停止されてしまうことにもなりかねません。
手元にある商品を見て、どちらに出品するのが向いているのか使い分けていくと、より高くあなたの商品を買ってもらうことができますよ。
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